<Header>
<Author: 戴叔倫>
<Title: 夜發袁江寄李潁川劉侍御>
<Format: 格式不明>
<Year: 1965>
<BookName: 唐詩選　下>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 夜（よる）、袁江（えんかう）を發（はっ）して　李穎川（りえいせん）劉侍御（りうじぎょ）に寄（よ）す>
<BookPage: 330>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
半夜回舟入楚鄉，
月明山水共蒼蒼。
孤猨更叫秋風裏，
不是愁人亦斷腸。
<End Poem>
<Translation>
夜なかに、舟をかえして楚の境にはいった。月は明るく照っているが、山も水も黒ずんだ蒼い色につつまれて果てしなく續いている。それだけでさえものすごい景色なのに、群れを離れた猿がたった一匹、秋風の吹きとおすなかに叫びたてているではないか。たとえ胸になんの愁いもない人でも、あれを聞いては腸がちぎれるような悲しい思いがするだろう。
<End Translation>
<Formatted Translation>
夜なかに、舟をかえして楚の境にはいった。
月は明るく照っているが、山も水も黒ずんだ蒼い色につつまれて果てしなく續いている。
それだけでさえものすごい景色なのに、群れを離れた猿がたった一匹、秋風の吹きとおすなかに叫びたてているではないか。
たとえ胸になんの愁いもない人でも、あれを聞いては腸がちぎれるような悲しい思いがするだろう。
<End Formatted Translation>